オウンドメディアにおける「いいコンテンツ」とは?

新聞社や出版社ではない一般企業が自ら運営して、情報を発信する「オウンドメディア」が広がっています。そこにおける「いいコンテンツ」とはなんでしょうか? オウンドメディアのコンテンツはどんな「目的」のために作られているのでしょうか?
あしたメディア研究会 2023.08.26
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こんにちは。あしたメディア研究会の亀松です。

先日、X(旧Twitter)にこんな記事が流れてきました。

ホットリンクというSNSマーケティング支援会社のオウンドメディア「THE SOCIAL MEDIA」に掲載された記事です。ホットリンクの元CMOのいいたかゆうた(飯髙悠太)さんが「いいコンテンツとは何か」について話しています。

コンテンツと言ってもいろいろありますが、ここで問題にしているのは、インターネットのオウンドメディアにおけるコンテンツです。

最近、さまざまな企業が自分たちのメディア、つまり「オウンドメディア」を運営して、いろいろな記事や動画を発信しています。

いいたかさんは、そんなオウンドメディアにおける「 いいコンテンツ」について語っています。企業がオウンドメディアで情報を発信するとき、どんな視点を持ったらいいのか。そんなヒントが得られる記事でした。

「いいコンテンツ」とは何か? 3つの回答

いいたかさんは「いいコンテンツとは何か」という問いに対して、3つの答えを述べています。

  • 「余白」があるコンテンツ

  • 態度変容が起こるコンテンツ

  • シェアしたくなるコンテンツ

まず、「余白があるコンテンツ」とは、記事を読んだとき「そうだよね」で終わるのではなく、「自分ならどうするだろう」と考えを巡らせることができるコンテンツ。

次の「態度変容が起こるコンテンツ」とは、記事や動画を見た後に「これをやってみよう」と、なんらかのアクションにつながるコンテンツ。

そして、「シェアしたくなるコンテンツ」というのは、SNSで「面白いよ」「役に立つよ」と伝えたくなるコンテンツ。

このような3つが「いいコンテンツ」だと、いいたかさんは話しています。

どれも、なるほどと納得できる指摘です。企業がオウンドメディアで発信するとき、3つのうちのどれかを満たすコンテンツを作っていこうというのは、一つの指針となるでしょう。

オウンドメディアで「コンテンツ」を発信する目的

このインタビューでは、「コンテンツの役割」についても語っています。企業がオウンドメディアでコンテンツを発信する「目的」と言い換えてもいいでしょう。

いいたかさんが挙げたのは、次の5つです。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、1803文字あります。
  • 本音では「コンテンツの面白さ」を目的にしたい?
  • 既存メディアとオウンドメディアの目的が接近?
  • なぜ「上場企業のオウンドメディア」は拡大しているのか?

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