地方から問う「フェイクではない民主主義」とは? 五百旗頭幸男×畠山理仁トークイベント
人口減少や災害、選挙制度の揺らぎ──いま、地方の民主主義をどう捉え直すべきか。名古屋エリアのライターやカメラマン、編集者らが集まる「なごやメディア研究会(なメ研)」は2月28日(土)14時から、ドキュメンタリー監督・五百旗頭(いおきべ)幸男さんとフリーランスライター・畠山理仁(みちよし)さんによるトークイベントを開催・生配信します。
五百旗頭さんが監督したドキュメンタリー映画『能登デモクラシー』が愛知県弥富市で上映されるのに合わせて、能登半島の小さな町を舞台にした作品が映し出す「地方のリアル」と、全国各地の選挙を伝えてきたライターの「取材者の視点」を交差させて、フェイクではない民主主義のかたちを探ります。
このトークイベントは、現地参加可能ですが、オンラインでもライブ配信されます。ご興味のある方は、なメ研の紹介ページをご覧ください。
政治が大きく動くとき「ローカルな政治」にも目を向けよう
トークイベントを企画した「なメ研」の代表理事で、フリージャーナリストの関口威人さんに、イベントの狙いや注目ポイントについて、聞きました。
Q1:今回のトークイベントを企画した経緯は?
関口:昨年6月、名古屋でも劇場公開された『能登デモクラシー』を観に行き、舞台挨拶に来られた監督の五百旗頭幸男さんとお会いできました。ちょうど私の弥富市の知り合いも来ていて、「いつか弥富で上映会をしたい」と話していたことが実現する運びとなりました。
それに合わせて五百旗頭さんを中心にしたトークイベントの企画を私が任され、畠山理仁さんと対談してもらったら面白いだろうなと思い、お二人にオファーしたら快く引き受けてもらえました。
Q2:トークのテーマ「NOT!フェイクデモクラシー」の意図は?
関口:五百旗頭さんの映画は、地方で議会政治が形骸化してしまっている現実を生々しく捉えています。まさに「フェイク」なデモクラシーです。
畠山さんについては、全国の選挙を追い掛ける自身の取材活動を記録した映画『NO 選挙, NO LIFE』が2023年に公開されています。
2つのタイトルをかけ合わせて、ちょっと強引で冗長ですが「NOT!フェイクデモクラシー NO選挙, NO ローカル LIFE!」というテーマにさせてもらいました。
Q3:ゲストと名古屋の関係は?
関口:畠山さんの出身地は、名古屋市から電車で15分ほどの東海市です。「ほぼ名古屋」の人と言ってよいでしょう。
五百旗頭さんは関西出身だそうですが、富山県のチューリップテレビで富山市議会の政務活動費問題を追ったドキュメンタリーを手掛け、後に『はりぼて』という映画になりました。石川テレビに移ってからも精力的に活動されているのを私は見ていて、昨年の名古屋での舞台挨拶が初対面になりました。
でも、畠山さんは五百旗頭さんと既につながっていて、さすがだなと思いました。
Q4:五百旗頭さんと畠山さんの活動について、どう見ている?
関口:五百旗頭さんは石川で馳知事をガンガンに攻めて、県庁を出禁のような状態になったそうです。私も愛知県に批判的な記事を書いて、県庁全体で「関口には取材対応しない」という姿勢を取られたことがあるので、すごく共感します(笑)
五百旗頭さんは、さらにその延長で能登・穴水町の議会の問題に目を向け、撮影の最中に能登半島地震を経験しています。すごい執念とジャーナリズムだなと敬服しました。
畠山さんも大いに尊敬していますが、同い年で同じフリーランスということもあり、いつまで体とお金がもつのか、自分のことのようにヒヤヒヤしながら見ています。
Q5:今回のトークイベントを観てもらいたいのは、どんな人?
関口:ちょうど衆院選が終わったばかりで、政治が大きく動いているタイミングです。そんななかで足元の地方政治に目を向けることの大切さを、映画や対談を通して考えていただければと思います。
お二人ともトークが上手でイケメンなので、オンラインでも十分堪能していただけるでしょう。
実際に弥富市にまで来られる方は少ないかと思いますが、「金魚のまち」として知られているユニークな街ですので、もし機会がありましたらぜひ足をお運びください。
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