【6/24 20時〜】世界遺産の島の調査報道 「屋久島ポスト」が挑む地域メディアの新たな地平

世界自然遺産として有名な屋久島。縄文杉などの貴重な自然を目当てに多くの観光客が訪れますが、島の政治や行政を監視して報道するメディアはあるのか。そんな問題意識から生まれたのが「屋久島ポスト」です。骨太の調査報道を展開して注目を集める地域メディアの代表を招いて、オンラインセミナーを開催します。
あしたメディア研究会 2025.06.22
誰でも

屋久島ポストは、屋久島出身の鹿島幹男さんと元朝日新聞編集委員の武田剛さんが中心となって立ち上げたハイパー・ローカルメディア。屋久島の町政を監視し、調査報道に特化したユニークな活動を展開しています。

これまでに「町長の交際費問題」「水道工事の補助金不正」「町営牧場での過労死」といったテーマについて、不正を告発する独自記事をネットで発信。2024年には「地域・民衆ジャーナリズム賞」を受賞しました。

中心となるメンバーは6人ほどの小所帯ですが、今年5月から取材対象の地域を屋久島以外にも広げ、精力的な報道を展開しようとしています。そのユニークな活動の原動力はどこにあるのでしょうか。

今回は、共同代表の武田さんをゲストとして迎え、屋久島ポストの活動内容や調査報道を継続できる秘訣について語ってもらおうと思います。ご興味のある方は、ご参加いただけると嬉しいです。

ゲストの武田剛さんのプロフィール

屋久島ポスト共同代表。1967年生まれ。20年勤めた朝日新聞では、写真記者や編集委員として南極や北極で環境取材をしたのち、2012年に退職。世界遺産の屋久島に移住して自然環境をテーマに取材を始めたが、町役場も覗くと不正が次々と発覚。町幹部の旅費不正精算では230万円超が着服され、補助金不正請求事件では国が1668万円の返還命令を出し、さらに町長は交際費で国会議員に高額贈答も。環境取材どころではなくなり、住民有志と調査報道を続けている。

オンラインイベントの開催概要

【テーマ】世界遺産の島の調査報道 「屋久島ポスト」が挑む地域メディアの新たな地平

【スピーカー】武田剛さん(屋久島ポスト共同代表)

【日時】6月24日(火)20時~22時(開場19時55分)

【場所】オンライン(Zoomミーティング)

【参加費】あしたメディア研究会のサポートメンバー(有料会員)は無料(それ以外の非会員は1200円)

【申込方法】こちらのPeatixページから申し込んでください。申し込むと、ZoomのURLにアクセスできるようになります。

★Peatix申込ページ:https://amk250624.peatix.com/view

質問がある方は、こちらの「あしたメディア研究会・連絡フォーム」からお問い合わせください。

無料で「あしたメディア研究会 NEWS」をメールでお届けします。コンテンツを見逃さず、読者限定記事も受け取れます。

すでに登録済みの方は こちら

誰でも
【5/30 21時〜】半導体と夜市の島で見聞きした 「台湾」の経済・文...
読者限定
「ニュースサイトを見るより、ChatGPTに毎日ニュースを送ってもらっ...
誰でも
名古屋発、災害と向き合うジャーナリストの葛藤と希望
誰でも
AIは記者を「殺す」のか「育てる」のか?「AI記者」が投げかける問い
読者限定
「コンテンツを作るのも見るのもAI」時代のメディアはどう変わる?
誰でも
アナログな現場に、デジタルの灯を――元記者が考える「記者クラブDX」と...
誰でも
「鳥の言葉」が解き明かす新たな言語学の世界
誰でも
【4/24】ニュース砂漠に立ち向かう「ローカルメディアの成功例」米国で...