朝のテレビ番組には「時計」がある。じゃあYouTubeは? リモコンに欲しい新機能

朝にテレビをつける理由とは?
我が家では、朝6時ごろに起きるとテレビ東京の「モーニングサテライト」をつけます。7時になるとNHKのニュース番組に切り替えて、そのまま「朝ドラ」「あさイチ」をなんとなく見る、というのがルーティンになっています。
そのとき、テレビ画面の左上には「今の時刻」がしっかり表示されています。この時計表示のおかげで「そろそろ朝ごはんを片付けようかな」などと動き出すきっかけをつかむことができます。
朝の時刻表示は、他のチャンネルも同様です。ある地方テレビ局の情報番組の関係者は「視聴者の時計代わりに、というのがコンセプトの一つ」と話していました。
「時計が画面に表示されるからテレビをつける」という感覚もあるのではないでしょうか。朝のテレビ番組は“生活のリズムを整える”役割も担っています。
動画配信に切り替えると「時計」が消える
ところが、最近は“異変”が起きています。ニュース番組に飽きたり、朝ドラがつまらなかったりすると、リモコンを操作して、YouTubeに切り替えるようになったのです。私の家族は、スポーツニュースが嫌いで、大谷翔平選手の話題になるとすぐにチェンジしてしまいます。
そして、以前は「テレビ局のチャンネルを切り替える」だったのですが、今は「テレビ番組からYouTubeへ切り替える」となりました。でも、そこには問題があります。
YouTubeに切り替えたとたん「時計」が消えてしまうのです。
スマホを見れば、時間はわかります。でも、テレビで動画を見ているときにスマホに手を伸ばすのは、ちょっと面倒です。
地上波の番組と同じように、テレビ画面の左上か右上に時刻が表示されているとうれしいな。ものぐさな私は、そう思ってしまいます。
肝心な場面で役に立たない我が家のテレビ
実は我が家にあるのは、パナソニックのスマートテレビなのですが、一応「時計表示」機能がついています。しかし、ほとんど使っていません。
なぜかというと、操作が面倒くさいからです。リモコンの「メニュー」ボタンを押して「機器設定」を選び、そこから「表示の設定」の画面を開く。そこで「時計表示」を選んで、オンとオフを切り替える。こんな手間が必要です。
しかもテレビに表示される時計は、画面の左下に小さくちょこんと出るだけで、かなり見にくい。
致命的なのは、時計表示は、地上波や衛星放送のテレビ番組を見ているときだけ、ということ。YouTubeやNetflixなどの動画配信のときは、画面に時刻が表示されないのです。
ネット動画を見ているときこそ「今、何時?」が気になるのに、肝心の場面で表示されないのは残念すぎる仕様です。
「これは!」と感じたREGZAの「時計ボタン」
そんな中、「あ、これはいいかも」と思ったのが、REGZAのテレビです。